高濃度ビタミンC点滴療法【サンデー毎日掲載記事】

サンデー毎日2月6日号表紙サンデー毎日掲載記事

 サンデー毎日 2月6日号(発売日1/25)に、点滴療法研究会会長の柳澤厚生先生のインタビューと連携クリニックが掲載されました。(当院も掲載されています)
 高濃度ビタミンC点滴療法について、わかりやすく解説されています。

 当院でも、高濃度ビタミンC点滴療法を行うようになって、ガンの方が、抗ガン剤の副作用が軽減し、治療が続けることができる、食欲が出て元気になり、体重が増える、表情が明るくなるといった方が多いのを実感しています。
 高濃度ビタミンC点滴療法は、副作用のほとんどない、本当に体に優しい治療だと思います。また、ガンの治療以外に、ガン予防、美肌、疲労回復、感染症(インフルエンザ)、帯状疱疹にも有効です。
 柳澤先生の、多くの人に高濃度ビタミンC点滴療法の恩恵を受けていただきたいというお考えに賛同し、治療に邁進していきたいと思います。

以下、掲載記事(転載許諾済)

点滴療法研究会 柳澤 厚生 会長に聞く!

日本人の2人に1人が癌に罹患し、3人に1人は癌で死ぬといわれる時代。手術・放射線療法・化学療法など標準治療以外の第四の治療法が近年注目を集めている。副作用のほとんどない「高濃度ビタミンC点滴療法」だ。

高濃度ビタミンC点滴療法とはどんな治療法ですか?

柳澤先生 50〜100gもの大量のビタミンCを点滴投与することで、癌細胞の周囲に過酸化水素を生成させ、正常細胞には影響を与えずに癌細胞にアポトーシス(細胞死)を誘導させるものです。癌の標準治療(手術、化学療法、放射線治療)の効果増強や副作用軽減を目的とした補助療法、或いは標準治療が受けられない癌患者さんの治療に行われています。
 この治療法は、米国国立健康研究所や国立癌研究所が注目し、米国やカナダで乳癌、前立腺癌、肺癌、悪性リンパ腫、子宮癌、卵巣癌、化学療法が無効の癌の患者さんで臨床研究が進められています。
 日本でも、東海大学医学部が2008年6月より臨床試験をスタートさせました。生活の質(QOL)を改善する副作用が少ない癌代替医療として関心が集まり、2010年12月現在、米国では数千人以上の医師が、日本でも全国で約400施設がこの治療を提供しています。

なぜビタミンCが抗癌作用として働くのでしょうか?

柳澤先生 ビタミンCは抗酸化物質ですが、酸化されるプロセスの中で過酸化水素を大量に発生させ、癌細胞を殺傷するというメカニズムが近年解明されました。傷の消毒に使っているオキシフルが過酸化水素です。
 点滴投与された高濃度のビタミンCは毛細血管からしみだし、ミネラルとの化学反応で過酸化水素を発生、これが細胞に取り込まれます。正常細胞には過酸化水素を消去する酵素のカタラーゼがあるため、過酸化水素を水と酸素に分解してしまうので、害を受けません。
 それに対し、癌細胞はこの酵素が少ないため、過酸化水素により殺傷されます。

ビタミンCを多量に摂取しても大丈夫でしょうか?

柳澤先生 ビタミンCは、これ以上摂取すると危険という上限摂取量がありません。但し、その摂取法が重要です。
 ビタミンC自体は酸性物質なので、大量に経口摂取すると胃の不快や下痢を引き起こす恐れがあるため、静脈投与(点滴)が基本となります。
 ビタミンCは水溶性ビタミンであり、速やかに尿中排泄されますので、点滴で大量に投与しても蓄積することはありません。
 ビタミンCを口から摂取しても、吸収される量はごく僅かですが、高濃度ビタミンC点滴では短時間でビタミンCの血中濃度が数百倍となって抗癌作用を発揮します。

【実際の治療法は】

 一回目15g、二回目25g、三回目50gと段階的にビタミンCの濃度を上げていき、血中濃度が癌治療に最適になるように投与量を調節します。三ヶ月間でその効果を確認し、ビタミンCの量を調節していきます。従来の抗癌剤は全身倦怠感、食欲低下、吐き気、脱毛などの副作用を伴いますが、高濃度ビタミンC点滴はこの副作用を軽減し、抗癌剤や放射線治療と並行して受けることが可能です。
 治療に用いられる注射用ビタミンC製剤は、米国食品医薬品局(FDA)が医薬品と認めた保存剤を添加していない輸入医薬品を使用します。
 なお、同療法は、腎不全、心不全、G6PD欠損症、ならび現在透析中の方はこの治療を受けることが出来ません。

柳澤先生が会長を務められる
「点滴療法研究会」の活動内容をお聞かせ下さい。

柳澤先生 「点滴療法研究会」は癌、動脈硬化、アレルギー、神経難病などの世界最先端の点滴療法を学び、患者さんに提供するために設立された医師・歯科医師のグループです。
 2007年に設立し、当初50名だった会員は現在400名の規模に拡大、毎年国際シンポジウムや講習会を開催しています。
 研究会の素晴らしい点は、全国に会員医師同士のネットワークがあることです。例えば、点滴治療中の北海道の患者さんが九州に旅行するときには、主治医が九州の会員医師に情報を提供、旅行中はいつでも同じ点滴療法を受けられます。
点滴療法研究会ホームページ

医師が癌になったとき選ぶ癌治療

柳澤先生 「第三回日本健康医療学会大会」のなかで、医師・歯科医師222人の意識調査をまとめたアンケート結果が発表されましたのでご報告します。

Q1医師であるあなたが癌になり、しかも手術ができず抗癌剤しか生存期間を延ばすことができないとしたら、あなたは抗癌剤治療を受けますか?
A1抗癌剤治療を受けると考えている医師・歯科医師は62%、受けないと考えている医師・歯科医師は32%
Q2医師であるあなたが癌になったとき、癌の標準治療である手術・抗癌剤・放射線治療を受ける受けないに係わらず、標準治療以外の代替治療も併せて受けますか?
A2代替治療の選択を考えている医師・歯科医師は92%
Q3医師であるあなたが癌になったときに選ぶ標準治療以外の治療は、どういう治療ですか?
A3標準治療以外の治療の第一位は、高濃度ビタミンC点滴療法。以下、免疫療法、栄養・サプリメント療法、温熱療法、漢方、東洋医学

柳澤先生 このアンケート調査からも読み取れるように、多くの医師が「からだにやさしい癌治療」を求めています。
 私は、高濃度ビタミンC点滴療法が、免疫力を高めてQOL(生活の質)を上げる「神様から授かった抗癌剤」と考えています。日本全国の癌患者さんが、この「からだにやさしい癌治療」の恩恵を受けられることを切望します。

柳澤 厚生 会長 プロフィール
杏林大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。米国ジェファーソン医科大学留学、杏林大学内科講師、助教授、杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、神奈川県鎌倉市にスピックサロン・メディカルクリニックを開設。第10回国際統合医学会会頭。
著書に「ビタミンCががん細胞を殺す」(角川SSC)、「超高濃度ビタミンC点滴療法ハンドブック」(角川SSC)他多数。

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